第587話 摩訶不思議な限定承認の世界

 相続放棄すべきかどうかの判断は時として非常に難しいことがあります。財産と負債のどちらが多いのかがはっきりしないことがあり、急いで放棄すると損になることもあるからです。こんな時に選択肢に挙がってくるのが「限定承認」という…

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第586話 相続放棄の法的解釈

昭和の時代の相続は、資産の相続で、これでやっとマイホームの取得ができました。平成の時代の相続は、バブルの後始末の相続が多く、債務超過の相続が多くありました。法律的な視点での相続のリスクは債務の相続です。 債務を承継してし…

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第585話 リスクだらけの相続税対策

 国税庁はこのほど、2018年に土地や建物を売った人の譲渡所得の合計金額が5兆円を超え、9年連続でプラスを記録したと発表しました。譲渡所得が伸び続ける背景には、近年続く地価の上昇傾向があり、土地の値段が上がるということは…

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第584話 相続放棄した時の死亡保険金

 被相続人が残した財産のうちで借金の占める割合が高いときなど、相続に魅力が感じられないケースや、家業の経営を安定させるために後継者以外の兄弟姉妹が相続を辞退するときなどに使われるのが相続放棄の制度です。相続人であることを…

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第583話 竹林のある宅地

 竹林のある宅地の評価額は、通常の宅地の評価額より低くなります。具体的には、その竹林が宅地であるとみなして算出した評価額から、その竹林を宅地に転用するために通常必要と認められる造成費を控除した金額となります。ただし、急傾…

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第582話 商事信託と民事信託

 高齢化社会に伴い、もし自分が認知症を発症した時に財産をどう管理するかを考えなければならない時代になってきています。他者に資産の管理を委ねる手段としては成年後見制度もありますが、同制度よりも管理者の裁量の大きな「信託」を…

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第581話 土地贈与に向かない相続時精算課税

 相続時精算課税制度は、生前に贈与を受けた財産について、親や祖父母の死亡時、相続財産に合算して最終的に相続税で清算する制度です。生前贈与の非課税枠が2500万円あり、財産を何回贈与されてもその枠内なら非課税となり、250…

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第580話 法定相続情報証明制度

 平成29年5月にスタートした法定相続情報証明制度は、全国に417ヵ所ある登記所のいずれかに被相続人が生まれてから死亡するまでの戸籍関係書類と、相続人全員分の本籍、住所、生年月日、続柄、法定相続分などの情報をそろえて一度…

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第579話 民法改正で変わった遺言

 去年7月6日に成立した改正民法で、自筆証書遺言の作成に当たり、文書の一部がパソコンで作成できることになりました。さらに、法務局が遺言書を預かってくれる新たな制度を使えば紛失するリスクもなくなるなど、不安材料が一部解消さ…

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第578話 賃貸物件による節税

 都心の高級住宅地の路線価は、今は取引価額の半額です。つまり、路線価で50%減になり、貸家建付地で21%減になり、貸付事業用宅地の評価で50%減になります。つまり1億円の土地が2千万円の評価になるということです。  「相…

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第577話 終活リフォーム

 人生で最も高価な支出は税金といえそうです。そして次点につけるのが、多くの人の場合は住宅でしょう。そこで人生100年時代、老後の生活資金を切り詰めなくては生きていけないこのご時世、あの手この手で工夫が必要になります。  …

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第576話 金銭で相続税を支払うことができない場合

 相続財産の大半が不動産の場合で現預金が少ない場合には、相続税を金銭で一括納付できない場合が考えられます。現金で納められない場合には、納付期限を延長する「延納」と、不動産などの物で納める「物納」の2つの方法があります。 …

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第575話 芸人たちの闇営業

 お笑い芸人が反社会的勢力の忘年会に出席していた問題が話題となっています。現状では、反社会的勢力との付き合いにスポットが当てられていますが、今後は国税当局による脱税摘発に注目が集まるかもしれません。  吉本興業は闇営業問…

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第574話 缶チューハイ

 家庭での缶チューハイの人気が高まっています。アルコール度数が高めの「ストロング系」がけん引する形で缶チューハイ市場はこの5年で約1.5倍に拡大。従来の若い世代や女性だけではなく、男性の中間層にも急速に浸透してきています…

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第573話 猫虐待

 他人の飼い猫を盗んだとして富山県内の50代の男が窃盗の疑いで逮捕されました。調べによりますと男は容疑を認め、「猫は死んだので捨てました。猫をケージに閉じ込め十分なえさを与えず棒でたたくなどして虐待を加えた上で殺しました…

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第572話 遺留分の取り戻し請求

 ある相続人一人に遺言書で全財産を相続させたとしましょう。それに納得がいかない他の相続人が民法に定める遺留分の返還請求をした場合には、どのような申告書を書いたらよいのでしょうか。  遺留分の取戻し請求によって相続税の申告…

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第571話 遺留分の趣旨

 遺留分の歴史は、古代ローマの時代まで遡ります。ローマ法では遺言による相続が原則化し、家長は絶対的に自由な財産処分権を持っていました。遺言書で相続人を指定し、その者に全ての遺産を相続させることが可能でした。他の家族は遺産…

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第570話 胎児

 法定相続人には年齢制限がないため、たとえ生まれたばかりの赤ちゃんだって立派な相続人です。さらにお母さんのおなかの中にいる胎児であっても、民法の規定により「既に生まれたものとみなす」として相続権は与えられています。ただし…

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第569話 お墓の購入

 2度の延期を経て、今回こそは消費税率10%への引き上げが現実のものとなりそうです。住宅や自動車などの高額商品をはじめ、様々な業界が駆け込み需要を期待して営業攻勢をかけてきています。なかでも最近になって活気づいているのが…

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第568話 相続した家財道具

 相続した家財道具などの家庭用動産のうち、1つまたは1組の価格が5万円以下のものは、相続税評価額を「一式10万円」などとまとめて申告することができます。  相続財産には、金額が大きな不動産や現預金、有価証券だけではなく、…

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