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 ~ 裁判など期待するな ~

 

 遺産分割がまとまらずに泥沼化すれば、家庭裁判所に調停を頼むことになります。相続開始から10ヶ月を超えることもありますので、とりあえず相続税は未分割ということで申告しておかなければなりません。

 なお、家裁にはいるまでもめると、相続人の対象とならない親類から「親族は円満が一番」とか「ならぬ堪忍、するが堪忍」などありがたいご助言をいただくことになります。数千万円からの資産が視野に入り、そのうえでもめてここまできているのですから、そんなきれいごとで片付くほど単純ではありません。

 家裁の調停は7割が1年以内に終了するといいますが、まとまらなければ次は裁判です。裁判になれば、たいていは民法の規定に則った杓子定規な裁判官の判断で均等配分になります。

 つまり、現預金も不動産も区別なく同じ資産として考えて「仲良く分けなさい」というものです。何年ももめた挙句に「半分ずつ」といわれてしまうと、これまでの苦労はなんだったのかと脱力感を味わう人も多いそうです。

 「親の面倒を見てきたのは俺とうちの家族なのに、たとえ1%でもいいから相手より多く認めてもらいたい。」と思うのは当然の感情でしょう。

 「最後の手段」である裁判でさえこのような状態なのですから、いかに、「最初の段階」である話し合いが重要なのかわかるというものです。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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