第221話 改正配偶者控除 (2)

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配偶者控除について、今回の大きな改正点は、夫に「所得制限」が設けられたことです。夫の合計所得金額が 1,000 万円(給与所得のみの場合は収入が1,220万円)を超える場合には、配偶者控除の適用はできないこととなりました。

所得900万円(収入1,120万円)、950万円(収入1,170万円)、1,000万円(収入1,220万円)と3段階にわけて控除額が設定されています。

今までは所得制限なく控除できていましたから、今後は注意が必要です。

また、控除額は「所得税」の計算に用いられるものと「住民税」の計算に用いられるものが別々に設けられています。

夫の収入が給与所得だけと仮定しますと

所得税の場合

夫の収入控除対象配偶者老人控除対象配偶者
1,120 万円以下38 万円48 万円
1,120 万円超
1,170 万円以下
26 万円32 万円
1,170 万円超
1,220 万円以下
13 万円16 万円

※老人控除対象配偶者とは、控除対象配偶者のうち、年齢が70歳以上の人のことをいいます。

※妻の収入は、103万円以下であることが前提となります。

住民税の場合

夫の収入控除対象配偶者老人控除対象配偶者
1,120 万円以下33 万円38 万円
1,120 万円超
1,170 万円以下
22 万円26 万円
1,170 万円超
1,220 万円以下
11 万円13 万円

※妻の収入は、103万円以下であることが前提となります。

次回は、配偶者特別控除についてご説明します。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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