第228話 差し押さえ問題 (2)

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 去年の国税滞納額は8,971億円でピークだった1998年度(2兆8,149億円)の32%まで減少していることが国税庁の発表で明らかになりました。当局(国税庁)では「滞納の未然防止と整理促進に努めた結果」と胸を張ります。

 一方、地方税も滞納税額は2002年の2兆3,468億円から1兆2,210億円(2015年度)へと半減するなど、やはり急速な滞納整理が進んでいます。

 「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」とは、1949年の国税庁の開庁式でGHQ歳入課長のハロルド・モスが税務職員のあるべき姿を述べたものですが、この言葉通り、昨今の滞納額の減少は、国税、地方税ともに、悪質な滞納者への厳然たる措置で税の公平性を保ったものといえるのでしょうか。

 実例を示して、次回以降、皆さんと考えてみたいと思います。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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