第241話 税務調査 (1)

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 税務調査は交渉次第で結果が変わります。時には国税に譲歩することもあります。例えば、当初指導された追徴税額を小さくする代わりに、グレーな部分について国税内部で評価される重加算税の賦課決定を一部認めるといったことがあります。

 このような交渉はよく行われますが、高い効果がある譲歩として、即納することの申出があります。

 国税は縦割り行政ですので、税金を課税する部署(賦課部門)と、課税された税金を徴収する部署(徴収部門)にはほとんど交流がありません。しかしながら、調査終了の際には、追徴税額の納付見込みについて、賦課部門は徴収部門に連絡をし、場合によっては分割納付の相談の仲介をするように指示されています。

 とりわけ、大口の不正取引が見つかった場合などに行われる重要事案審議会においては、調査先の納税見込が芳しくない場合、徴収部門の幹部職員にも調査内容を説明することになっています。

 この場合、税務調査の担当者は、調査先の財産の状況などもチェックしておく必要がありますので、納付見込についても調査官はきちんと精査しなければなりません。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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