第275話 ベーシックインカム (6)

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ベーシックインカムには賛否両論があるものの、実際にやってみないと分からない部分がたくさんあります。例えばデメリットの働く意欲がなくなる人の割合はどの位なのでしょうか?導入後の影響を測定するため、世界中でベーシックインカムの実証実験が行われています。

 

1.フィンランド

2017年から二千人を対象に世界最大規模の実証実験が行われています。国家レベルでは世界で初めて導入した国です。

実施期間は2017年1月1日から2019年12月31日

対象となる失業者2千人に月560ユーロ(約6万8千円)を支給

目的はベーシックインカムが労働意欲に影響を与えるかどうかの調査。

 

2.オランダ

国内第4の都市ユトレヒトと郊外市町村で、生活保護受給者250人を対象にベーシックインカムの実証実験を行っています。

実施期間は2017年から2019年の2年間

毎月960ユーロ(約11万円)を支給する。

目的は同様に労働意欲の影響調査

 

3.ブラジル

2004年に「市民ベーシックインカム法」が施行され、将来の段階的なベーシックインカムの導入を目指し、条件付き現金給付「ボルボ・ファミリア」が2004年から実施されております。

日本の子供手当に似た制度で、子供の就学や予防接種を条件に月額150リアル(約5000円)を支給しています。

受給者は5200万人と同様の制度では世界最大規模。

 

4.スイス

2016年6月の国民投票でベーシックインカム導入の是非が問われましたが、反対73%、賛成23%で否決されています。

成人一人当たり2,500スイスフラン(約25万円)を支給する案でしたが、財源不足や国民が働かなくなることへの不安が強かったことが影響しました。

主要政党は法案の実施に反対していました。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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