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 例えば大越仏像の「純金製仏像 阿弥陀如来」。

価格は2280万円で、同社ではこの他大日如来や聖観音、釈迦如来、薬師如来、不動明王などの純金製仏像を販売しております。黄金に輝くこの「仏像」を購入すれば「課税されるはずだった財産」のうち2280万円が節税できることになります。

 しかし、ここで注意が必要なのは、相続した後にすぐ換金しようとした場合の価値がどうなるかです。仏像に限らず金製品には、純粋な金としての価値に加工代などの金額がかなり上乗せされています。
 例えば、金地金の取引相場がグラム当たり4,800円前後だとすると、買値が2280万円のこの「阿弥陀如来像」の売却価額は、単純計算で960万円にしかなりません。これだと、現金で納税した方が財産は目減りしません。
売却時の換金率を考えて相続対策をとらなければ将来後悔しかねません。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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