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 「一定の取組」は確定申告する人が行っていればいいので、家族全員がする必要はありません。逆に家族の誰かが「一定の取組」をしていても確定申告する人が「一定の取組」をしていなかったらセルフメディケーション税制の所得控除は受けられません。

 またセルフメディケーション税制は適用する年分にこの控除の要件である「一定の取組」を行っていればいいので、同一年であれば「一定の取組」を行う前の購入分も対象とすることができます。

 セルフメディケーション税制の対象となるスイッチOTC医薬品とは、薬局などで購入できる医薬品のことです。

セルフメディケーション税制マーク

薬局でこう言ったマークが入っている医薬品が対象となります。

 

 「健康の保持増進などの取組」に関するものは確定申告書に添付しなければなりませんが、実際に支払った医療費の領収書は確定申告書に添付しなくても良くなりました。

添付しなくなったからと言って、領収書を捨てていいというわけではなく、自宅で5年間保存する必要があります。(税務署から求められた場合には、提示又は提出する必要があります。)

捨ててしまわないように注意しましょう。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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