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 仙台市内のタクシー運賃が今月25日から2.62%引き上げられることになりました。運賃の改定は消費税分の上乗せを除くと23年ぶりです。タクシー運賃の改定は仙台市の47の事業者が収益の悪化を理由に求めていたもので、東北運輸局が各社の収支を審査した結果、改定が必要と判断しました。初乗り運賃は上限が670円と現在と変わりませんが、距離が1.7キロから1.5キロに短縮されます。

 また、小型車と中型車の区別を廃止して「普通車」に統一します。例えば仙台駅から楽天生命パーク宮城までの1.6キロの運賃で比較すると、現在、小型車は670円ですが、改定後は750円となります。また、仙台駅~仙台城跡は1230円から1310円に。仙台駅~仙台うみの杜水族館は2990円から3070円となります。値上げの背景には営業収益の落ち込みがあります。前回改定した1995年はタクシー事業者の1日1台当たりの営業収入は4万7064円でしたが、2016年は2万5094円と半分近く減っています。収益環境が悪化する中、事業者は運賃の値上げで経営改善を図りたい考えのようです。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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