第371話 金正恩の思惑 (2)

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 2003年、リビアのカダフィは、「核開発放棄」を宣言しました。それで欧米とリビアの関係は、劇的に良くなりましたが、2011年にリビア内戦がおこり、欧米を中心とした軍事介入により結局カダフィは、殺されました。こういう経緯があるので、金正恩は、アメリカを信用できません。

 一方アメリカも、「北は支援を受けながら、核開発を続けてきた。だまされた。」と憤っています。結局、アメリカと北朝鮮の相互不信はぬぐえないものになっています。

 カダフィの二の舞を恐れる金正恩が、「命綱」の核兵器を放棄することは考えられません。では、なぜ金は「非核化の準備がある」とか「アメリカと対話したい」と言うのでしょうか?

 考えられるのは、「時間稼ぎ」です。金は1月1日、「米本土を核攻撃できるICBMは完成している。実戦配備を命じた」と声明を出しました。アメリカ国防総省や情報機関は、「北は、まだ米本土を核攻撃できないが、年内に可能になる」としています。それが本当なら、金は「開発のための時間稼ぎ」が必要になります。

 他の可能性としては、「制裁で国内経済事情がかなり苦しくなってきている」。北朝鮮は、国連安保理の決議を破って、核実験、ICBM実験を続けてきました。「緩衝国家」を維持したい中国、ロシアは、北を守っていますが、世界を敵にすることもできないので、制裁は徐々に強化されてきています。苦しくなったので、「対話して制裁を緩和させよう」としているのかもしれません。

 なにせ、石油がなければ、ロケット兵器自体使えません。

 今後どうなっていくかわかりませんが、歴史に学び、再び北朝鮮に騙されないように策を練なければなりません。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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