第556話 終活用のリフォームで相続税対策を

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 高齢社会化が進む中で、資産を次世代に承継するだけでなく、本人が満足する人生の閉じ方を考える「終活」の考え方が定着して久しい。平均寿命の伸びに伴い、老後の人生が数十年続くことも珍しくない時代です。高齢化に伴って身体能力が衰えゆくなかでの老後をどう快適に過ごすかはだれでも考えるテーマでしょう。

 若い頃に買ったマイホームがバリアフリー仕様になっていることはまず考えられません。都市部では3階建て住宅も多いため、年を取れば階段を上がるのも一苦労です。たとえ今は不自由なく暮らしていたとしても、将来ずっと健康でいられる保証は何もありません。そうした問題を解決する方策として、自宅をより住みやすくなるよう、段差をなくしたり水回りを一か所に集約したりするといったリフォームを施すことは一つの手段です。

 老後を見据えた、いわば「終活リフォーム」のメリットは、慣れ親しんだ自宅に長く住み続けられるだけでなく、長期間にわたって高齢者施設に入ったり、住みやすいように自宅を一から建て替えたりするよりもコストがかからずに済むことです。また築10年を超える持ち家にバリアフリー化を進めるリフォームを行うと、家屋にかかる固定資産税の1/3が1年間免除されるといった税優遇もあります。

 バリアフリーに向けた取り組みを支援する施策は自治体レベルでもあり、様々なサポートを受けることも可能になります。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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