所長の独り言

第556話 終活用のリフォームで相続税対策を

 高齢社会化が進む中で、資産を次世代に承継するだけでなく、本人が満足する人生の閉じ方を考える「終活」の考え方が定着して久しい。平均寿命の伸びに伴い、老後の人生が数十年続くことも珍しくない時代です。高齢化に伴って身体能力が…

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第555話 相続放棄でも使える生命保険金の非課税枠

 生命保険の死亡保険金は相続税の課税対象ですが、残された家族の生活を保障するという役割を踏まえて、他の財産から独立した「500万円×法定相続人の数」の非課税枠を設けています。例えば妻と子供2人の計3人なら、法定相続人は3…

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第554話 相続税調査で狙われる2つの名義

 相続税の税務調査は、ひとたび受けると8割でなんらかの更正処分などを受けてしまう厳しいものです。調査対象となる財産は多岐にわたりますが、特に重点的に調べられる2つの名義資産に気を付けてもらいたい。  一つは、名義資産。た…

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第553話 おしどり贈与の民法改正

 民法の相続制度には「特別受益」という考え方があります。生前贈与を受けた人は特別な利益を受けたものとして、法定相続分から贈与を受けた分だけ差し引かれてしまう仕組みで、生前贈与は一旦相続財産に戻されて、それから全員の取り分…

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第552話 住宅ローン控除

 日本の25歳から34歳の若年層が親と同居している率は42%で、世界7位という結果があります。親孝行という見方もできますが、一方親としては自立を促したいという思いもあるでしょう。  逆に、子供が自分名義でローンを組んで家…

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第551話 重さの違う税務調査

 2015年の国税通則法改正によって事前通知制度が導入されて以降、実地調査件数は下降傾向にありましたが、昨年あたりからは、ほぼ横ばいで推移し落ち着きを見せています。税務調査というと映画『マルサの女』の影響か、「マルサが来…

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第550話 生前贈与の注意点

 相続税の節税の基本は、やはり生前贈与でしょう。毎年110万円までは無税で贈与できることは広く知られています。多くの方が理解されているとは思いますが、意外な落とし穴があります。そこであらためて、生前贈与の注意点を見ていき…

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第549話 政党助成金

 北方領土問題をめぐって「戦争で奪還」を肯定するような発言をし、日本維新の会から除名処分を受けた丸山穂高衆議院議員。問題発言で五輪相を更迭された桜田義孝議員。性犯罪で刑事告訴されるや、説明責任も果たさずに雲隠れし、議員辞…

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第548話 青汁王子に学ぶ割に合わない脱税行為

 女性向けにダイエット効果などをうたった青汁商品を手掛け、テレビやインターネットの番組に「青汁王子」として登場していた健康食品会社「メディアハーツ」の三崎優太社長が2月12日、約1億8000万円を脱税したとして、法人税法…

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第547話 預金の相続

 一般の遺産分割では、全ての資産と負債を遺産分割の対象としています。しかし、家庭裁判所で行われる遺産分割の範囲は、資産のみで行われ、負債は遺産分割の対象から外されます。なぜそのような理屈になるのか。それは民法が単式簿記で…

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第546話 平尾昌晃さんの争族トラブル

 「書く暇がなかったのか、わざと書かなかったのか…。ちゃんとした遺言さえあればこういう現状にならなかったのかもしれない」。2017年に亡くなった歌手で作曲家の平尾昌晃さんの三男・勇気氏がそう絞り出した言葉は、相続トラブル…

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第545話 公正証書遺言

 公正証書遺言は、遺言のプロである「公証人」に作成してもらう遺言で、遺言を残す人が公証役場まで出向くのが原則になっています。ですが、遺言者が入院していたり、あるいは体が不自由であったりといった理由で公証役場に行くことがで…

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第544話 遺留分

 自分が死んだとき、全ての遺産は今まで苦労を掛け通しだった妻に渡したいのが人情です。ですが、民法の世界では、子どもや親がいない夫婦であれば、兄弟にも相続の権利が発生します。この場合、妻は全財産の4分の3しか受け取れず、残…

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第543話 遺産相続

 引き継いだ相続財産の種類が、預貯金や有価証券、又は不動産といった、いわゆる資産であればありがたいのですが、ときに借金などの負債も一緒についてくることがあります。負債が資産よりも多ければ相続放棄すればよいのですが、資産が…

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第542話 相続人がいない相続

 今の相続は、結婚をしなかった女性、子のいない女性の相続が珍しくありません。そのような人たちが死亡した場合は、相続財産法人として資産を換価し、債務を整理し、その残りは国庫に帰属することになります。相続されずに国庫に入った…

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第541話 遺産分割について考える

 民法における法定相続分は、配偶者には1/2、残りを子供たちが均等に相続します。例えば、仮に相続人は妻と、医者になった長男、引きこもりの次男、結婚できない長女だったとしましょう。このような遺産分割であったとしても、弁護士…

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第540話 配偶者の居住の確保

 配偶者の生活を守るために始まった民法改正の議論では、当初、配偶者の相続分を増やす改正案が検討されていました。この改正案として被相続人の財産が婚姻期間中に増加した場合には配偶者の相続分を増やすという甲案と、婚姻期間が20…

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第539話 「通知カード」の廃止

行政手続きを電子申請に統一する「デジタル手続き法案」を内閣が今年の3月15日に閣議決定しています。引っ越しに伴う様々な手続きや介護認定の申請などをネットだけで行えるようにします。この法案では、いまだ取得率が1割程度にとど…

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第538話 税務調査

 税務調査対策の基本ですが、調査官から何か指摘を受けたとしてもその場ですぐに指摘事項について反論しない方がよいと思われます。へたに反論をしてしまうと都合のいいことしか聞かない調査官に言葉尻を捕らえられて不利に働きますし、…

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第537話 自動販売機の消費税の取り扱い

 日本は自動販売機が非常に多い国です。オフィスにも、店舗にも、街の通りにも、たくさんの自販機がありますね。売っているものは、ほとんど飲み物ですが、飲食品だから当然、軽減税率8%だと思うことでしょう。ところが、そうでない場…

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第536話 消費税増税時のポイント制

 10月の消費税増税にともない、初の複数税率制が始まります。生活必需品として、食料品と一部の新聞が8%税率に備え置かれます。新聞は週に2回以上発行することが要件になります。食料品は、なぜか外食すると備え置き税率(8%)に…

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第535話 イチロー選手から学ぶ資産管理と節税策

 シアトルマリナーズのイチロー選手が、28年間の現役生活にピリオドを打ちました。稼いだお金は年俸やスポンサー料を含めてざっと200億円。さぞかし税金面では苦労しているかと思いきや、しっかり者の弓子夫人が代表を務める資産管…

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第534話 孫への生前贈与

 相続対策に当たり、子だけでなく孫にもいくばくかの財産を渡してやりたいと考えたとしましょう。しかし孫は法定相続人に当たらないため、素直に相続で財産を引き継いだだけでは、相続税額が2割加算されるルールの対象となってしまいま…

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第533話 別居婚税務

 ロック歌手で俳優の内田裕也さんが、妻で女優の樹木希林さんの死去からおよそ半年後の3月17日、肺炎のため死去しました。内田さんと樹木さんといえば、夫婦関係を45年続けながらも、結婚の一年半後からずっと別居状態だったという…

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第532話 体調不調による期限後申告

 イータックスの普及で自宅から確定申告できるようになった今でも、確定申告期の税務署には大行列ができます。そこに並ぶのが嫌で確定申告を面倒に思ってしまう人もいるのではないでしょうか。  混雑した税務署に行くことで体調が悪化…

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第531話 PayPay(ペイペイ)

 ここ最近、コンビニで、スマホの画面を見せて お支払いしている人をよく見かけます。「クレジットカード」「Suica」「nanaco」「LINE Pay」に加えてできた新しい「スマホ決済アプリ」が「PayPay」なのだとか…

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第530話 地主に迫る2022年問題

 2022年に首都圏、関西圏、中京圏の三大都市圏の地価が暴落すると、不動産業界でささやかれています。最大1万haの「生産緑地」が宅地として一斉に売り出され、それによって土地が供給過多となると見られているからです。消費増税…

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第528話 2019年度税制改正大綱(3)~自動車減税~

 2019年10月以降に購入・登録した新車について、所有者が毎年支払う自動車税を恒久的に減税します。  自動車は排気量や重量に基づいて課税されていますが、政府は電気自動車の普及や、車を所有せずに共有する「カーシェアリング…

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第525話 名義預金

 相続税の調査では、「名義預金」を調査官に指摘され、相続人が修正申告を余儀なくされるということがしばしばあります。名義預金とは、本来は被相続人の資産であるにもかかわらず、配偶者や子供などの相続人の名義の口座に預けているお…

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第524話 相続税の時効

 相続税の申告義務が消滅する期限は、税務申告期限の5年後です。相続税の法定申告期限は死亡日の10カ月後なので、相続発生(被相続人が死亡した日)から5年10カ月が経つと相続税の納付義務はなくなります。ただし、その間に税務署…

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第523話 自分の介護を条件とした「死因贈与」

 最期まで介護することを贈与の条件とする「死因贈与」という方法があります。死因贈与というのは、財産をあげる人ともらう人が生前に契約を結び、あげる人が死亡した時に財産が移転する贈与のことです。  死因贈与では、生前に決めた…

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第522話 未分割財産の相続

 相続税の申告期限までに遺産分割が決まらないのであれば、民法で規定された法定相続分を受け取ったと仮定して申告・納付を行い、実際の受取分が決まり次第、改めて申告することになります。仮申告・納付の際に払い過ぎていた人はその分…

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第521話 口座凍結

 今回の相続に係る民法改正では、「金融機関の仮払い制度」も設けられました。個人的には、これが現実の相続の現場では大きいように感じています。というのも、現状では、遺産分割協議が成立するまで原則として銀行などの金融機関は、故…

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第520話 主婦のへそくり

 夫に先立たれた専業主婦。これからの収入を得るために仕事を探そうにも、結婚後は一度も働きに出たことがないので、なかなか就職先が決まりません。先立つものとして、コツコツ貯めたへそくりを生活費に充てようとしていたら、税務署か…

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第519話 災害に備えた非常用食料品

 災害に備えた非常用食料品は、備蓄の際に「事業用として使った」とみなされますので、その年の損金の額に算入できます。  通常の税金の考え方では、取得後にすぐには消費しない資産は「貯蔵品」などの項目で棚卸計上し、消費された時…

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第518話 おしどり特例と相続税

贈与税の申告をすることにより、夫婦間の住宅贈与の非課税特例、いわゆる「おしどり特例」を適用できます。  婚姻期間が20年以上の夫婦間であれば、居住用不動産の取得資金や居住用不動産そのものが贈与されても、贈与税の計算におい…

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第517話 相続物件の売却

 相続不動産を売却するケースとして、相続により被相続人の不動産を相続したものの実際には住まないために売却する場合や、相続財産を遺産分割協議により分割する場合にその後の権利や管理などが複雑になるために不動産を金銭にしてから…

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第516話 保険金受取人

 親を保険金受取人として独身時代に生命保険に加入した人が、結婚後も受取人を妻子に変更するのを忘れて、そのまま不慮の事故で死亡してしまったとします。このとき親が「残された妻子が受け取るべき」として保険金をそのまま渡しても「…

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第515話 相続で得た土地にかかる不動産取得税

 多数の土地を所有していた父親が、遺言書を残して亡くなったとします。遺言書には相続人である母親と息子に加えて、孫にも土地を与えると書いてあります。遺言書通りに遺産は分割され、しばらくして役所から孫だけに封筒が届きます。中…

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第514話 大学無償化

 いわゆる大学無償化が2020年から始まります。政府が閣議決定した「骨太の方針」に盛り込まれたものですが、年収380万円未満の世帯の教育負担を支援するものです。  住民税非課税世帯であれば、国立大の授業料、入学金は全額免…

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第513話 兄弟姉妹の代襲相続

 被相続人に両親も子もいない場合、通常は被相続人の兄弟姉妹に相続権があります。そしてその兄弟姉妹が既に亡くなっていた場合、代襲相続の法則通り、その子(姪・甥)が代わりに相続をします。しかし代襲相続が起こるのはこの姪・甥ま…

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第512話 審判所の視点

 貸宅地(第三者に貸していて、その場所に家や事務所などを建てている土地)の相続税評価をめぐり、国税庁の評価は高すぎるとして納税者が争った事例があります。(平成30年1月4日裁決)  この事案は、国税庁の財産評価基本通達に…

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第511話 平成29年分相続税申告状況

 国税庁はこのほど、平成29年分の相続税の申告状況を公表しました。それによりますと、被相続人数(死亡者数)は約134万人(前年約130万8千人)、このうち相続税の課税対象となった被相続人数は約11万2千人(前年約10万6…

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第510話 永遠の旅行者

 永遠の旅行者とは、随分前に米国で考えられた租税回避スキームの一つで、各国で非居住者とされる期間のみ滞在することで、納税額を合法的にゼロ又は最少にするライフスタイルのことをいいます。  日本は生活の本拠である住所の有無に…

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第509話 正当な理由

 税務申告書の提出が法定期限後になりますと、納税額が割り増しになりますが、期限後申告がど忘れや故意などによるものではなくて「正当な理由」であるものと税務署に認められれば、期限後申告でも加算税は加算されません。この「正当な…

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第508話 年齢制限緩和の民法改正で変わる相続

 現行法で成人といえば20歳に達した人を指しますが、民法改正により2022年4月以降は18歳以上が成人となります。改正後も飲酒・喫煙や公営ギャンブルは法律上20歳未満には認められない一方、20歳を境界線にしている税制に関…

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第507話 狙われる売れ行き好調な軽自動車

 自動車販売の業界団体は、去年の国内新車販売台数が前年比0.7%増の527万2067台だったと発表しました。この2年連続の500万台の大台超えを牽引したのはまさに軽自動車でしたが、10月の消費税率引き上げ時には需要の急激…

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第506話 自筆証書遺言の原本保管

 「自筆証書遺言」は、保管方法が指定されていません。そのため、相続の時点で見つからなかったり、複数のバージョンが出てきたりするなどの問題がありました。さらに、相続人が自分に不利になる内容の遺言書を捨てたり、書き換えたりす…

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第505話 財産目録のパソコン入力

 自筆証書遺言に法的効果を持たせるための条件が1月13日に緩和されました。改正民法の一部施行によるもので、これまでは全文を自筆しなければ法的効果が認められませんでしたが、改正後は財産目録に限ってはパソコン入力でも認められ…

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第504話 過酷な差し押さえ

 税金の滞納に対する過度な差し押さえは生存権の侵害に当たるとして、宮城県大崎市の女性が県と市に220万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こしました。  女性(63歳)は長男との2人暮らしで、世帯収入は女性のパートによ…

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第503話 国債残高897兆円

 国の発行する国債残高が2019年度末に897兆円に達する見通しになりました。毎年の予算編成で必要な費用を税収だけで賄えず、新規国債の発行で補う借金頼みの財政運営が常態化しています。財務省は危機感をあらわにしますが、夏に…

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第502話 ゆうちょ銀行の預入限度額

 ゆうちょ銀行の預入限度額が4月から、現在の1300万円から2600万円に倍増されることになりました。金融庁は「大幅な引き上げは民業圧迫になる」と抵抗してきましたが、政府の郵政民営化委員会が利便性向上を盾に押し切りました…

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第501話 結婚した未成年

 50歳まで一度も結婚したことがない人が占める割合(生涯未婚率)が、年を追って増加しています。国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施している調査によりますと、2015年は男性23.4%、女性14.1%で、前回調査の…

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第500話 法定相続情報一覧図

 相続税の申告書に添付する「法定相続情報一覧図」は、戸籍と同様に「長男」「長女」「養子」などの続柄が記載されたものである必要があります。  相続手続きで法定相続情報一覧図を使うには、まず相続人が法務局に一覧図を提出し。そ…

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第499話 税務職員配属便覧

 税務調査の調査官は納税者の情報を徹底的に調べ上げて調査に臨みます。これに対してこちらが調査官の情報をなにも知らずに迎え撃つというのでは、あまりに一方的です。税務調査のやり方や結果は担当者によって大きく異なります。それぞ…

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第498話 更正

 納税者の申告が適正であれば税務署の課税処分は不要ですが、申告額が違っていたり、申告がない場合には課税処分が必要となります。この課税処分を更正や決定と呼びます。更正は申告書の内容を改めるものであり、決定は申告がなされてい…

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第497話 親子間の土地売買

親から土地を買い取るときは、購入額が時価(適正価格)より低いと、その差額は贈与税の対象になります。ただ、2015年以降、親子間の贈与は他の贈与と比べて税率が軽減されていることに注意が必要です。 土地を購入した人が納める税…

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第496話 複数税率

 今年10月の消費税10%への引き上げでは、8%と10%の「複数税率」が初めて導入されます。ほとんどのモノやサービスには10%が適用されますが、生活に最低限必要とされる一部の例外については8%の軽減税率を認めています。売…

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第495話 介護貢献

 去年成立した改正民法では、これまでの相続の形を大きく変える見直しが多数盛り込まれました。そのうちの一つが、介護などで貢献した親族が金銭を請求できる権利の創設です。法定相続人でない者であっても、生前に介護などで特段の貢献…

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第494話 マンションの一室を相続

 一定以上の面積がある土地は、相続の際に通常の土地よりも大幅に減額できる地積規模の大きな宅地の評価の特例の対象になる可能性があります。マンションの一室だけの区分所有でも、マンション全体の敷地が特例の適用要件を満たしていれ…

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第493話 民泊経営の確定申告

 民泊は一般的に利用者の安全や衛生の管理、一定程度の観光サービスの提供を伴う役務なので、単なる不動産賃貸とは異なり、その所得は不動産所得ではなく雑所得に該当します。  住宅の賃貸で得る不動産所得には青色申告特別控除を使え…

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第492話 消費税率10%の影響

 消費税の税率が上がると、まずは事業者の資金繰りに影響が出てきます。国は、「消費税は広く国民一人一人が負担する公平な税」として、事業者は消費税額を預かるだけだから負担を負わないとしていますが、取引が強者と弱者の関係である…

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第491話 時効

 2010年の改正刑法により、最高刑が死刑となる罪の時効は撤廃、危険運転致死罪は10年から20年に延長されました。また、友人からの借金の時効は民法で10年、サラ金からの借金は商法の規定により5年で時効を迎えます。  では…

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第490話 消費税転嫁拒否リスク

 今年10月に予定される10%への消費増税に向け、政府は小売店などが値引きセールを行う際の広告表示に関する指針を発表しております。「消費税還元セール」などの表示を禁止する一方、「2%値下げ」といった消費税を直接意味しない…

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第489話 シロアリ対策

 災害や盗難などで資産に損害を受けた人は、損害額のうち一定額を所得から差し引ける「雑損控除」の適用を受けられます。 ここでいう損害には害虫によるものも含まれ、シロアリ被害でマイホームの修繕が必要になった時の費用や、シロア…

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第488話 故人の代わりに年金を受け取った場合

 故人の代わりに親族が受け取る年金は相続税の課税対象ではありません。一時所得として所得税が課税されます。故人に代わって年金を受け取れる遺族は、配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹、それ以外の3親等内の親族です。年金を受…

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第487話 押印のない相続税の申告書

 税務申告書を期限後に申告すると加算税が課されてしまうため、余計な税負担を増やさぬよう期限内の申告が鉄則になります。しかし、せっかく期限内に申告しても、国税当局に不備を指摘されると加算税の対象になってしまいます。  今回…

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