「書く暇がなかったのか、わざと書かなかったのか…。ちゃんとした遺言さえあればこういう現状にならなかったのかもしれない」。2017年に亡くなった歌手で作曲家の平尾昌晃さんの三男・勇気氏がそう絞り出した言葉は、相続トラブル…

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 ~ 誰もが被相続人候補 ~  諸々の事情から「勝たなければならない相続」というものもあると思います。しかし、「もめたら負け」というのは厳然たる事実です。税務上も、未分割状態ですと小規模宅地の特例は使えないなど、その代償…

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 ~ 遺言書は両刃の剣 ~  生前にできる相続対策として非常に有効とされる遺言について少し考えてみましょう。遺言書は被相続人の思いを形にするための法的拘束力を有し、相続人以外の者に財産を残したいときや、もっとも世話になっ…

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 ~ 裁判など期待するな ~  遺産分割がまとまらずに泥沼化すれば、家庭裁判所に調停を頼むことになります。相続開始から10ヶ月を超えることもありますので、とりあえず相続税は未分割ということで申告しておかなければなりません…

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 ~ 親父の資産が把握できない ~  相続でもめないための唯一の手段は、「生前の話し合い」しかないでしょう。ただそれができないから難しいのです。 家族の最年長者が親族を集め、誰もが満足する形で将来の遺産分割を指示し、みん…

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 ~ 「争族」に勝者なし ~  遺された資産が少額であっても、何の対策もしてこなかった家族は多くの場合で争いが発生します。 平成25年司法統計によりますと、家庭裁判所の調停は資産5千万円以下のケースが75%を占め、33%…

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 ~ 生前の「話し合い」に勝る対策なし ~  相続を「争族」にしないために…。相続問題に関する文献で必ず目にするフレーズです。確かに誰も親族間で争いたいとは思っていません。とはいえ、それぞれが別々の家庭を構える大人である…

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