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第212話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (7)
対策⑥ お墓や仏壇を購入して相続税を節税 相続税は、亡くなった人のほとんど全ての財産について課税されますが、例外的に「持っていても相続税がかからない」財産があります。それがお墓と仏壇です。 現金で持っていたら相続税がかか…
続きを読む第211話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (6)
対策⑤ 生命保険が無理でも「個人年金保険」に加入 相続税対策に「生命保険」を利用することは定番中の定番です。なぜなら、生命保険の保険金には非課税枠(500万円×法定相続人の数)が設けられているため、現金や預金として財産を…
続きを読む第209話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (5)
対策④ 贈与税の特例を利用した「一括贈与」で相続税を節税 第208話の対策③で紹介した「生前贈与」は本来長い年月をかけて毎年コツコツ行う相続税対策です。これに対し、贈与税法では、要件を満たせば「一定金額まで無税」で「一括…
続きを読む第208話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (4)
対策③ 「孫」「息子の妻」「娘の夫」に生前贈与で相続税を節税 死亡前3年以内に、相続人に対して生前贈与を実施しても相続税の節税効果は全くありません。税法上、過度な節税を防ぐために、死亡前3年以内に相続人に対して行われた贈…
続きを読む第207話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (3)
対策② 「遺言書の準備」は家族への思いやり自分の遺産は「家族が自由に分けてくれればそれでいい」と、家族を思いやって遺言書を準備しない方は多いです。しかしこれは間違っています。「家族に対する想い」がある方こそ、遺言書を残す…
続きを読む第206話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (2)
対策① 預金は事前に引き出しておくべし~銀行口座は凍結される!~まずは簡単なことから紹介していきます。死亡する前に、預金口座から数百万円は引き出しておきましょう。人が死亡すると、その人の銀行口座は一旦凍結されてしまいます…
続きを読む第205話 余命宣告を受けられている方の相続対策 (1)
癌などの重い症状で病院に入院すると本人に余命を宣言して欲しいかとか、して欲しくないが家族には伝えて欲しいとか、特に伝えて欲しい人がいるかなどを、患者本人にアンケ―トで聞いてくる病院が増えてきています。大抵の方は宣言して欲…
続きを読む第111話 相続税対策の養子縁組の有効性 (4)
普通養子縁組では、実親と養親の相続権がある反面、実親と養親どちらの親に対しても扶養義務が生じます。親が働けなくなり収入がなくなって介護が必要になれば、面倒を見る義務が生じます。 これでは大変だと養子縁組を取り消そうと思…
続きを読む第110話 相続税対策の養子縁組の有効性 (3)
まず養子縁組には「特別養子縁組」と「普通養子縁組」があります。 特別養子縁組は、養子になったものと実親との親子関係が法律上消滅します。戸籍上、実親との関係を断ち切り、完全に養子は養親のみとの親子関係になるものです。した…
続きを読む第109話 相続税対策の養子縁組の有効性 (2)
前回の続きです。最高裁は、「相続税の節税という動機と養子縁組をする意思は併存し得る」として節税目的であっても「ただちに民法802条のいう『当事者間に縁組をする意思がないとき』にあたることができない」と高裁判定をひっくり…
続きを読む第108話 相続税対策の養子縁組の有効性 (1)
去年の12月2日に「第42話 養子縁組の相続税対策」で相続税の節税目的での養子縁組の有効性が最高裁判所にて争われている事例をご紹介いたしましたが、その判決が、今年の1月31日に第3小法廷にて予想通り「節税目的の養子縁組…
続きを読む第66話 節税対策としての養子縁組は有効 最高裁が初の判断
相続税の節税が目的の養子縁組が無効であるかどうかが争われた裁判で、最高裁判所は、主な目的が節税でも直ちに無効にならないという初めての判断を本日示しました。養子縁組は富裕層の間で節税の手段として広がっていて、31日の判決は…
続きを読む第65話 認知症対策に有効な民事信託(3)
~ 民事信託 ~ 「信託」とつくと、信託銀行を思い浮かべる方も多いと思いますが、民事信託とは、平成19年9月の信託法の改正により、新しくできた信託の形で、信託銀行等のように、営業目的の信託のことを「商事信託」と呼ぶのに対…
続きを読む第64話 認知症対策に有効な民事信託(2)
~ 後見制度 ~ 後見制度とは、「成年後見人」や「保佐人」「補助人」等という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、簡単に表現すると、意思能力を欠く場合、ご本人の財産を保全するために、その段階に応じて、財産管理を行…
続きを読む第63話 認知症対策に有効な民事信託(1)
~ 認知症になってからの遺言は無効 ~ 最近、「親が認知症なので、今の内に遺言を…」という御相談が圧倒的に多くなってきました。特に推定相続人(配偶者や子供達)のうち、子供達は必死です。しかしながら、簡単に説明すると、認…
続きを読む第57話 空き家リスクとそれに対する対策について(6)
~ 維持管理する ~ あまりお勧めではありませんが、空き家となった実家をなかなか手放すことができず、しばらく様子を見たいという場合は、維持管理することになります空き家の維持管理は大変重要な内容です。住宅は人が住むことで劣…
続きを読む第56話 空き家リスクとそれに対する対策について(5)
~ 賃貸する ~ 空き家の問題点はそこに誰も住んでいないという点にあります。そのため、家族の中で誰も空き家を使う予定がなければ、貸家として賃貸に出すことも一つの選択肢となります。 例えば生前に老人ホームなどに入居するにあ…
続きを読む第55話 空き家リスクとそれに対する対策について(4)
~ 売却する ~ 一番シンプルな対策方法は、空き家を売却してしまうことです。どうしようか迷ったら、まずは早く売ってしまうのがお勧めです。なぜなら、築年数が短いほど、また、良い状態を維持しているほど、高い価格で売れるからで…
続きを読む第54話 空き家リスクとそれに対する対策について(3)
~ 管理のリスク ~ 人が誰も住まなくなった家は、想像以上のスピードで劣化していきます。特に木造建築の場合、人が住まなくなると、どこからともなく小さな虫が出てきて家の床や天井を食いつぶしていき穴だらけになります。そして建…
続きを読む第53話 空き家リスクとそれに対する対策について(2)
~ 税金のリスク ~ 空き家はたとえ誰も住んでいなくても、固定資産税や都市計画税などの税金は常に発生しています。つまり、空き家を所有しているだけで税金を余分に支払わなければならないことになります。さらに、空き家も不動産で…
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