%e7%8b%ac%e3%82%8a%e8%a8%80

 ~ 親父の資産が把握できない ~

 

 相続でもめないための唯一の手段は、「生前の話し合い」しかないでしょう。ただそれができないから難しいのです。

 家族の最年長者が親族を集め、誰もが満足する形で将来の遺産分割を指示

し、みんながそれに従うという形がベストですが、なかなかそうはいきません。

 子供たちの生活スタイルや資産状況は必ずしも固定したものではなく、余命数ヶ月といった切迫した状況にない限り、将来にわたる決め事は難しいと思われます。

 一定期間ごとの上書きをする遺言書という手段もありますが、万全とはいえません。

 それでも、後に子供たちがもめるのが心配なら毎年でも相続会議を召集すべきですが、「また今度」と先延ばしをしてしまう人がほとんどです。

 一方、子どもの側から主体性をもって親に相続問題を持ちかけることもあります。しかしこれは親が持ち出す以上に困難な試みです。

 親に資産状況を聞いてみても、「まだ大丈夫」とか「ちゃんと考えてある」というだけですからとても不安になります。

 ひょっとしたら隠し子がいるかもしれません。そうなれば相続でもめることは必至です。

 こうして有効な話し合いの場がもてないまま「相続」が発生します。そして確実に「争族」が発生するのです。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

「所長の独り言」一覧はこちら

 

免責
本記事の内容は投稿時点での税法、会計基準、会社法その他の法令に基づき記載しています。また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行うか、十分に内容を検討の上実行してください。当事務所との協議により実施した場合を除き、本情報の利用により損害が発生することがあっても、当事務所は一切責任を負いかねます。また、本記事を参考にして訴訟等行為に及んでも当事務所は一切関係がありませんので当事務所の名前等使用なさらぬようお願い申し上げます。