まずは、メリットについて
1、収入が増えるのでその分だけ消費も増えます
ベーシックインカムは収入がある人にも支給されます。
働いている人には月々の給料に加えて新たな収入が増えるため、使える金額はとても増えることになります。
例えば月給が30万の人がベーシックインカム10万を貰えば実質月給40万になります。
収入が増えた分ご飯や遊びにお金を使えば消費が増え経済に好循環が生まれるかもしれません。
2、働かなくても生活できます
日本国憲法には国民の3大義務が書かれています。
「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」です。
その内の一つである「勤労の義務」がベーシックインカムを導入するすると免除される可能性があります。
ベーシックインカムは「働かなくても生きていけるだけのお金」を給付します。
その代わりにボランティアをしたり、起業に挑戦したりするなど様々なチャレンジがしやすくなると思われます。
3、給付漏れがありません
給付漏れがないとはどういうことでしょうか?
例えば生活保護の場合、周囲の目が気になって申請できないなど今の社会保障制度では必ずしも必要な人全員に給付が行き渡っているわけではありません。
ベーシックインカムであれば、老若男女区別なく支給するので支給漏れという事態が限りなく減少します。
4、手続きが簡単、行政コストを減らせます
現在の社会保障制度の場合、例えば生活保護の申請を審査するのに手間がかかります。
その他にも失業保険、年金なども同様に莫大な手間とコストがかかっています。
もし一律に同じ金額だけ支給するとすれば、審査や手続きの時間がかからないので行政コストの節約につながります。
現在日本には社会保険庁と税務署だけで約7万人の職員がいます。
手続きが簡単になればこうした職員の数が減らせ人件費も節約できるようになると考えられています。