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 個人年金保険の年金を受け取るときには税金がかかります。しかも、面倒なことに契約内容や年金の受け取り方によって、かかってくる税金が違ってきます。

ところが、税金を安くすることだけを考えていると、結果的に受け取れる金額が少なくなる場合があるので注意が必要となります。

ここでは、個人年金保険の年金受取時の税金について基本的なことを解説し、その上で、できるだけ多くの年金を受け取るための方法をわかりやすく紹介していきます。

 

  1. 個人年金保険をお得に受け取るための2つのポイント

 

個人年金保険の年金にかかる税金は、契約内容や年金の受け取り方によって変わってきます。場合によっては、税金が多くかかってしまうこともありますし、税金のことばかり気にしていると結果的に受取額が減ってしまうこともあります。

せっかく貯蓄してきた年金でそのような失敗をせず、できるだけ多くのお金を受け取るためにおさえておくポイントは以下の2つです。

 

  • 保険料負担(支払)者と年金受取人は同一にする
  • 年金開始時に一括受け取りをせず、毎年、年金を受け取る

 

この2つは、個人年金保険に加入するときや年金を受け取るときの大切なポイントです。ひと言でまとめると、「自分の個人年金保険は自分で保険料を支払って、規定どおり毎年、年金を受け取る」ということになります。

 

通常は契約者が保険料を支払うため、契約者=受取人となる契約にすれば所得税としての課税になりますが、契約上、契約者=受取人であっても実際には別の人が保険料を支払っていると、税制上は贈与税の対象となります。たとえば、妻が契約者で、かつ、年金受取人となっている個人年金保険の保険料を、実際には夫が支払っていると贈与税がかかることになります。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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