都議選に続いて、仙台市長選でも自民党は勝てませんでした。「都民ファーストの会」のような批判の受け皿政党がいない仙台で、政党支持率が5%程度に留まり「解党的出直し」を求められている民進党が支援する候補に敗れたという事実は、安倍政権に対する批判が予想以上に強いことを意味します。支持率が下がって、「都民ファーストの会」には負けても、民進党に負けるはずがないという「岩盤神話」に穴を開けられたという現実は安倍政権にとって大きな痛手となるでしょう。
しかし、その民進党もまた揺れています。
東京都議選の敗北で改めて生じた民進党の混乱は、先月25日に野田佳彦幹事長が辞意を表明しても収まりが付きませんでした。執行部は両院議員懇談会で都議選の総括案の了承を得ようとしましたが、異論が続出して紛糾。野田氏辞任による収束を図ったものの、結果的に蓮舫代表が辞任するという事態に陥っています。仙台市長選で勝ち星を挙げた宮城県連を代表してあいさつした桜井充参院議員は「執行部が頑張った結果とは違う。すみませんが『応援に入りたい』と言われたのも断った」と言い放ちました。
「さらなる集団離党もあり得る」「泥船からは下りたい」。党勢回復の妙案はなく、代表選を通じて党内に亀裂が走ることも予想され、野党第一党は「お家芸」と揶揄される党内分裂の危機に直面しています。地方議員らは、生き残りの道を必死に探しています。
郡和子市長の政策としては、福祉を重視し、女性や若者、子育て世代に軸足を置いており、実現可能性は高そうです。一方で、高齢化対策は見えにくい感じがしますが、今後の活躍を期待したいです。