第322話 知らないと損をする確定拠出年金(イデコ)のメリット・デメリット(1)
確定拠出年金というのは、将来給付される年金額が運用次第で変動する年金です。確定拠出年金は企業型と個人型があり、今回はその中でも自営業者やサラリーマン、公務員、主婦などが任意で加入することが出来る個人型確定拠出年金(愛称:イデコ)についてまとめていきたいと思います。
個人型確定拠出年金は税制面で非常に厚遇されており、長期の資産運用手段として一考に価すべき商品です。
日本には「公的年金制度」があります。国民年金や厚生年金などの年金に20歳以上の人は加入しています。
今回紹介する個人型確定拠出年金というのは、それに上乗せして、個人が「任意」で加入することができる年金です。
個人型確定拠出年金は、あくまでも、自分自身で投資(資産運用)をして老後の年金(資産)のプラスαを整えていくというものになっています。
個人型確定拠出年金はもともと、自営業者の方や企業年金制度がないサラリーマン向けに用意されていた制度でしたが、老後のお金についての関心の高まりや公的年金制度だけでは足りないと考える方の増加などもあり、2017年1月より個人型確定拠出年金は20歳以上のすべての人に開放されています。
次回は、このイデコのメリットについて触れてみたいと思います。
文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所
所長 栁沼 隆
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