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 近年になって役所の手違いで固定資産税を払い過ぎていたという事例が頻発しています。固定資産税は一度間違った請求をされると不動産を手放さない限り発生します。今回は、固定資産税の請求が間違っていないか自力でチェックする方法を紹介します。

 まず固定資産税の過大請求で一番多いのが「住宅用地の特例措置」の適用漏れです。その中でも気を付けたいのが、「小規模住宅用地」に対する軽減です。

 この制度は、以下のような制度です。

  • 住宅に使用される宅地面積のうち、1戸につき200㎡以下は土地の課税標準額(税額の算定基準になる評価額)が6分の1になる
  • 広い土地の場合でも、200㎡を超えた部分の課税標準額が3分の1に軽減される

 

 一般的な戸建ての場合、30坪~40坪の物件だとしたら固定資産税が20万円を超えていたならば異常値であると考えてください。古い戸建ての場合、10万円いくかいかないかが相場です。

 

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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