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第916話 相続人以外への遺産分割
ある資産家が長年にわたり介護してくれた家政婦さんに恩義を感じ、財産のいくばかりかを分け与えたいと考えたとします。この家政婦さんの貢献については親族らも感謝していて異論はありません。このケースで、実際に資産を分け与えない…
続きを読む第741話 認知症の相続人がいる場合の遺産分割協議の進め方
相続人の中に認知症で判断能力が全くない人がいる場合、遺言書で財産の分け方が指定されていない限り、法定相続分通りに相続するか、あるいは成年後見人をつけて遺産分割協議をする必要があります。 法定相続分通りの相続では、小規…
続きを読む第709話 相続人ごとの申告
先日、以下のご相談がありました。 「死去した夫と私の間には子供がいないので、夫の兄弟が私と共に相続人となります。兄弟は遠方に住んでいるので、何度も集まることは難しい状況です。遺産分割協議後に、それぞれが独自に相続税の申告…
続きを読む第610話 未成年の相続人
男性が死亡し、妻と未成年の子が残ったとします。遺言書がなければ、妻と子供で遺産分割協議を行うことになります。しかし未成年者は契約などの法律行為が単独ではできませんので法定代理人の同意が必要となります。つまり親権者が法定…
続きを読む第542話 相続人がいない相続
今の相続は、結婚をしなかった女性、子のいない女性の相続が珍しくありません。そのような人たちが死亡した場合は、相続財産法人として資産を換価し、債務を整理し、その残りは国庫に帰属することになります。相続されずに国庫に入った…
続きを読む第416話 相続税申告書への相続人の押印
相続税申告書をご覧になった方は少ないと思います。 通常は、氏名押印(認印で構いません)し、マイナンバーを書いて申告内容を記載した他の申告様式と共に相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内に提…
続きを読む第269話 相続人に未成年者がいる場合の相続手続き (5)
未成年者の相続放棄手続 未成年者が相続放棄をする場合は、未成年者とその親が同じ相続の当事者であっても、親が代理人となって手続きができます。相続放棄をすると遺産を受け取らないため、親子で互いの利益が相反しないからです。 た…
続きを読む第268話 相続人に未成年者がいる場合の相続手続き (4)
特別代理人の選任手続き 特別代理人を立てるためには、相続人である未成年者の親(又は未成年後見人)が家庭裁判所に申立てをします。申立てに必要な書類は次の通りです。(この他、連絡用の郵便切手も必要です。)〇 特別代理人選任…
続きを読む第267話 相続人に未成年者がいる場合の相続手続き (3)
相続では親が代理人になれないこともあります相続では主に「遺産分割協議」が法律行為に当たります。未成年者が遺産分割協議に加わる場合には、代理人を立てなければなりません。相続では、親子がともに相続の当事者になる場合があります…
続きを読む第266話 相続人に未成年者がいる場合の相続手続き (2)
未成年者は法律行為ができない民法の規定では、未成年者は法律行為ができないこととされています。また、未成年者が行った法律行為は取り消すこともできます。これは、未成年者には契約の申し込みといった法律行為を行うための判断力が十…
続きを読む第265話 相続人に未成年者がいる場合の相続手続き (1)
以前に、配偶者を交通事故で亡くした方の相続税申告をしたことがありました。その方には、未成年者のお子様がおりましたが、このような場合には、通常の相続手続きとは少し違った扱いが必要となります。 被相続人が孫を養子にしていた…
続きを読む第27話 年々増える「相続人なき財産」
「孤独死」が社会問題化して久しいですが、「誰にも相続されない遺産」の額もまた、年々増えてきております。身寄りがないなど、亡くなった人の財産を誰が相続するのかハッキリしない場合、裁判所が選任した「相続財産管理人」が財産を整…
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