2019年7月1日に施行された改正民法では、約40年ぶりに相続関連法の大きな見直しが行われました。その一つが「遺留分の金銭債権化」です。  従来は遺産分割の内容に不満を覚えた相続人が遺留分を請求したとき、その請求の対象…

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 タンス預金をする人には、適切な預け先がなかったり、マイナンバー制度の影響を懸念していたりと、いろいろな事情があります。  ただし、相続税を免れることを目的にしているのであれば、それは無意味でリスクの高い行為です。  税…

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前回の続きです。 その計上漏れが「ついうっかり」ではなく、財産を隠すという意図で故意に行ったものと判断されたら重加算税の対象となります。重加算税の割合は修正申告によって増えた税金の35%です。名義預金が見つかったことで本…

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 次に「② お金は必ず双方の口座間で移動させる。」ですが、これは確実な証拠作りをするために口座間の移動を利用し、通帳に記録させることが目的です。そして③の「贈与を受けた通帳とその銀行印は受贈者が手元に置き、自由に使える状…

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 まず、「① 贈与者、受贈者双方の署名、押印のある贈与契約書を作成する」についてご説明します。 受贈者が未成年者だと贈与の成立条件である「もらいましょう」の意思判断ができず、署名もできないため、贈与契約は成立しないと思わ…

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 贈与とは「あげましょう」「もらいましょう」という双方の意思があって初めて成り立つ契約です。口約束でも民法上契約として認められますが、口約束では、言った、言わないということになりかねません。その意味でも契約書などの証拠は…

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 通帳にはお金の出入りが事細やかに記録されています。そのため、税務署は銀行に被相続人本人やその家族の口座の動きを提出させ、それを綿密に調べたうえで、税務調査に臨みます。証拠がそろっていれば言い逃れができないので、税務署に…

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