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 国税庁から、このたび、平成28年中に亡くなられた方に係る相続税の申告状況の概要について発表がありました。
 なお、相続税の申告状況の具体的内容は、次のとおりです。
 
 1.死亡者数・課税対象となった被相続人数
 平成28年中の死亡者数は、1,307,748人(前年1,290,444人)で、17,304人増加(対前年比101.3%)となりました。
 また、相続税の課税対象となった被相続人数は105,880人(前年103,043人)で、2,837人増加(対前年比102.8%)となり、課税割合も8.1%(前年8.0%)で0.1ポイント増加となっています。
 
 2.課税価格・税額の推移
 課税価格は、14兆7,813億円(前年14兆5,554億円)で、2,259億円増加(対前年比101.6%)となり、相続税額は1兆8,681億円(前年1兆8,116億円)で565億円増加(対前年比103.1%)となりました。
 また、これを被相続人1人当たりでみると、課税価格は1億3,960万円(前年1億4,126万円)で、166万円減少(対前年比98.8%)し、相続税額は1,764万円(前年1,758万円)で6万円の微増(対前年比100.4%)となっています。
 
 3.相続財産の種類別構成比
 相続財産の金額の構成比は、土地38.0%(前年38.0%)、現金・預貯金等31.2%(前年30.7%)、有価証券14.4%(前年14.9%)の順であり、現金・預貯金等の構成比は、平成に入って最高の割合となっています。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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