第1222話 資産の贈与
何らかの資産を譲ること、つまり〝贈与〟にかかる税は贈与税だけではありません。「誰が」「誰に」あげるかによって、適用される税金が異なるからです。
まずは「個人から個人」への贈与。これは、受け取った側に贈与税が課される最も一般的な贈与です。
次に「法人から個人」への贈与。これについては、贈与税ではなく所得税が課されます。受け取るのが従業員や役員なら給与所得、それ以外なら一時所得扱いです。一方、財産を渡した法人側も、時価で譲渡したとみなされ「法人税」が課されますので要注意です。
さらに「個人から法人」への贈与。この場合、受け取った法人に「受贈益」として法人税がかかります。加えて贈与した個人側にも、含み益のある資産(不動産など)を渡すと時価で売ったものとみなされ、「みなし譲渡所得税」が課されます。
最後に「法人から法人」への贈与。これについては渡す側は寄付金、受け取った側は受贈益として、それぞれ法人税の計算に含まれます。
このように贈与に「贈与税」が課されるのは、実は個人間の贈与に限られることになります。
文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所
所長 栁沼 隆
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