8d4ad20a4aa4f1df1bbc1acdc3b0cc4b_s

親から借りたお金が正式な「借金」であれば税金に関する問題は生じませんが、贈与とみなされるような金銭の受け渡しだと贈与税の課税対象となります。親から借金する場合は借用書を作成せずに「ある時払いで催促なし」といったこともありますが、このような場合には贈与とみなされてしまいます。

親からマイホームの資金を借りる時には、贈与ではないということを明らかにしておかなければなりません。すなわち、返済期間、返済方法、金利を決めた借用書を作成して、印紙を貼っておくことが肝心です。もちろん、その借用書通りに借金の返済と利息の支払いをしなければなりません。

また税務署に疑われないように、元金の返済と利息の支払いを銀行振込にするようにしましょう。借用書通りに返済をしているという証拠を残しておくためです。

あるいは、親の預金を担保にして、自分で銀行からマイホームの資金を借りるというのであれば、「親から贈与を受けたものではない」という証拠作りをする必要もありません。自分の借金のために親に担保を出してもらっても、それだけで贈与税が課されることはないからです。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

「所長の独り言」一覧はこちら

 

免責
本記事の内容は投稿時点での税法、会計基準、会社法その他の法令に基づき記載しています。また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行うか、十分に内容を検討の上実行してください。当事務所との協議により実施した場合を除き、本情報の利用により損害が発生することがあっても、当事務所は一切責任を負いかねます。また、本記事を参考にして訴訟等行為に及んでも当事務所は一切関係がありませんので当事務所の名前等使用なさらぬようお願い申し上げます。