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 日本スポーツ振興センターは5月9日、Jリーグなどの勝敗結果を的中させるサッカーくじ「BIG」で1等が1口誕生したと発表しました。これまでのキャリーオーバー分を加えて当選金額はなんと6億円。すでに1300回近い開催回数を誇るBIGですが、6億円の当たりくじはまだ400本ほどしか出ていません。まさにビッグドリームです。

 しかも当選金の半分ほどを税金にとられることもある競馬やボートレースと違い、BIGの当選金には税金がかかりません。これは宝くじでも同じですが、それぞれの根拠法は異なります。

 宝くじの当選金が非課税なのは「当選金付証票法」によるもので、同法13条では、その当選金品に対して所得税を課さない旨を明示しています。ちなみに複数の番号を選んで当てるLOTOやナンバーズも、同法によって賞金は非課税となります。

一方、BIGやtotoなどのサッカーくじは「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」の16条で「払戻金については、所得税を課さない」と規定されていることが根拠となります。

ちなみに2020年末までのBIG等6億円の当選は414本ですが、そのうち2本はいまだに受取人が現れておりません。購入したくじの結果は忘れずに・・・

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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