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 無限列車での一件が終わってしばらくすると「御館様」と呼ばれる産屋敷家の当主が亡くなります。鬼の棟梁である鬼舞辻無惨に打撃を与えるべく、病床から彼を呼び寄せて自宅を爆破するのです。爆破の際、当主の妻と2人の娘も同時に亡くなります。ただし明確な死亡時刻はわかりません。妻や娘が先に息絶えたかもしれませんし、逆かもしれません。

このように複数の相続関係者の死亡時期の前後が分からないとき、民法では「同時死亡の推定」で同時に亡くなったと考えます。もし当主一人だけが亡くなったのなら、相続人は妻と娘4人と息子1人の計6人です。しかし、このケースでは、生き残った息子とその妹2人が相続人になります。同時死亡なので数次相続は生じません。

亡き当主の子供は死亡した娘たちを含めて計5人、5つ子で全員8歳です。生き残った3人の相続人は未成年者ですので単独で法律行為ができません。それぞれに代理人が必要です。通常親が子の代理人になりますが、両親ともに亡くなっています。仮に妻が生きていても相続においては子の代理人にはなれません。妻と子は同一の相続の相続人にあたり、利益相反の関係にあるからです。3人の相続人それぞれに特別代理人をつけるべく、裁判所に選任を申し立てる必要があります。

また相続人が未成年者ですと未成年者控除で節税ができます。産屋敷家のケースなら一人当たり12万円を相続税額から差し引けます。

文責 仙台市で相続税に特化した税理士事務所|栁沼隆 税理士事務所

所長 栁沼  隆

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