相続税
第628話 生命保険金が受取人固有の財産でなくなるとき
生命保険金は「受取人固有の財産」といわれます。税法では「みなし相続財産」として相続税の課税対象とはなるものの、民法では生命保険金を請求する権利は相続財産から除外され、原則として遺産分割の対象となる事はありません。保険金…
続きを読む第627話 昭和の時代、平成の時代そして令和の時代へと
最近、新しく導入された事業承継税制の講演会が開催され、相続税の節税対策の話題が専門誌を賑わせています。しかしそれは、昭和の時代の思い込みでしかありません。 昭和の時代は、地価が上昇し、家賃が上昇し、事業が拡大してきま…
続きを読む第626話 親名義の土地に親子それぞれの自宅がある場合
先日、お客様から次のような質問を受けました。 私名義の土地に、私と長男家族がそれぞれ家を建てて住んでいます。私が死んだときには、長男は「小規模宅地の特例」を適用できるのでしょうか? そもそも小規模宅地の特例制度は基…
続きを読む第625話 生命保険金の受取人
独身時代に生命保険に加入し、保険金の受取人を親にしたYさん。その後出会いに恵まれて良き伴侶と巡り合えましたが、保険については触れることなく、長い年月が経ってしまいました。あるとき、不慮の事故によりYさんが死亡し、その時…
続きを読む第623話 放置空き家の相続対策
相続などをきっかけに、誰も住まなくなったまま放置された空き家が全国で増え続けています。総務省の調査によれば空き家の数は毎年過去最高を更新し続けていて、空き家率はいまや13.6%と7.4戸に1戸が空き家ということになりま…
続きを読む第620話 準確定申告による相続財産
準確定申告をすると、人によっては税金が還付されることがあります。申告をした相続人が戸惑うのは「この還付された税金をどう取り扱ったらいいのか」です。還付された税金は、相続税の課税対象になるのでしょうか。 準確定申告とは、…
続きを読む第615話 家屋の評価
故人が居住用や事業用に使っていた家屋の相続税評価額の計算式は【固定資産税評価額×1.0】です。つまり、家屋の固定資産税評価額がそのまま相続税評価額となります。 この固定資産税評価額は「再建築価格法」とい…
続きを読む第613話 相続放棄した時の注意点
借金を抱えたまま亡くなった被相続人については、財産だけでなく借金も相続することとなってしまいます。プラスの財産だけ受け取ってマイナスは受けたくないと考えてもそれはできません。 債務超過の状態とわかった段階で借金を受け…
続きを読む第612話 配偶者居住権の財産評価
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 民法改正によって創設された「配偶者居住権」が、今年の4月以降の相続から適用されます。今日は遺産分割に大きな影響を与えるその財産評価について考えてみ…
続きを読む第611話 小規模宅地の特例要件
相続税法には、相続財産の中で事業や居住のために使われていた宅地について、一定の要件を満たせば、その宅地に課税される相続税を減額する「小規模宅地等の特例」という制度があります。宅地の利用状況によって最大税金が8割も減額さ…
続きを読む第610話 未成年の相続人
男性が死亡し、妻と未成年の子が残ったとします。遺言書がなければ、妻と子供で遺産分割協議を行うことになります。しかし未成年者は契約などの法律行為が単独ではできませんので法定代理人の同意が必要となります。つまり親権者が法定…
続きを読む第608話 養子縁組を考える
バブル崩壊の前夜と位置づけられる時代、資産家の節税策として養子縁組は当たり前の手法でした。彼らは戸籍を汚してまでも資産を残したがる強欲の資産家だったのでしょうか? それは違うと思います。あの当時、何の対策もせずに3代に…
続きを読む第605話 遺産分割協議がまとまらない場合
相続人がそれぞれの主張を譲らず、遺産分割協議が難航することがあります。そのようなときに押さえておかなくてはならないのが、相続税の申告期限です。被相続人が亡くなった日から10カ月以内に申告しなければ、相続税額が50万円ま…
続きを読む第602話 胎児が有する 相続権と損害賠償請求権
民法では「私権の享有は出生により始まる」として、胎児は権利義務の主体にはなれないことが定められています。ですが相続では、妻の妊娠中に夫が死亡し、その後に生まれた子供は亡くなった父親の相続人として財産を受け取ることが認め…
続きを読む第600話 特別受益証明書
相続人が不動産を相続して登記を行うには、遺言書がない限り、遺産分割協議書が必要になります。もしくは各相続人による相続放棄の手続きをしなくてはなりません。ただ、これらの作成や手続きは面倒な手間がかかることがあり、できるな…
続きを読む第599話 相続回復請求権
兄弟3人で父の遺産を共同相続したのに、父の実家に長男一人が転がり込み、しかも現預金や車などの動産も独り占めしている―― そんな時には、弟2人は兄に対して「相続回復請求権」を主張して遺産の取戻しを請求することができます。…
続きを読む第596話 遺産分割ができない事情
亡くなる前に住んでいたか事業に利用していた宅地は、相続税評価額を大きく減額する「小規模宅地等の特例」が適用できます。ただし、この特例を使うためには様々な要件を満たす必要があります。その一つが、「相続税の申告期限までに遺…
続きを読む第591話 〝負動産〟時代
相続税路線価の全国平均が4年連続で上昇しています。これは1992年以降で初めてのことで、1990年初頭のバブル期の水準を超え、なお上昇を続けています。一方、都市部を中心に再開発などの建設ラッシュが続く状況でエコノミスト…
続きを読む第587話 摩訶不思議な限定承認の世界
相続放棄すべきかどうかの判断は時として非常に難しいことがあります。財産と負債のどちらが多いのかがはっきりしないことがあり、急いで放棄すると損になることもあるからです。こんな時に選択肢に挙がってくるのが「限定承認」という…
続きを読む第586話 相続放棄の法的解釈
昭和の時代の相続は、資産の相続で、これでやっとマイホームの取得ができました。平成の時代の相続は、バブルの後始末の相続が多く、債務超過の相続が多くありました。法律的な視点での相続のリスクは債務の相続です。 債務を承継してし…
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