第680話 死因贈与契約
死ぬまで自分の世話を見てほしいと思う相手に対し、「君に財産を遺すように遺言に書いておいたよ。だから最後まで私の世話を頼むね。」と言ったところで、遺言書は書いた人の気分でいつでも変更ができるため、相手として…
続きを読む第679話 相続申告後に自分名義の通帳を発見した場合
面倒な遺産分割も終わり、払いたくもない相続税の申告を済ませ、ほっと一息ついたときに、タンスの奥から申告時には気づかなかった預金通帳が出てきました。相続人である自分の名義であるところを見ると、親が子供のためにと考えて貯め…
続きを読む第678話 子供のいない夫婦の相続
一定の法定相続人には法律上の最低限の遺産取得分が「遺留分」として認められていますので、たとえ遺言で全財産を配偶者に譲る事が指定されていても、他の相続人は遺留分の財産を取り戻すことができます。しかし法定相続人でも兄弟姉妹…
続きを読む第677話 遺品の生前対策
誰だって人に見られたくない秘密の一つや二つはあるでしょう。当然、普段は上手に隠しているでしょうが、自分に万が一のことがあった時、残された家族がそれを見つけてしまう可能性は十分にあります。どれほど愛している家族とは言え、い…
続きを読む第676話 相続税の物納
現在25ある国税のうち、現金以外の「物納」が可能な税金は相続税だけです。申請件数、許可件数ともに最近は減少傾向にあり、1999年には7075件の申請があり4713件が許可されていましたが、2018年は申請99件、許可47…
続きを読む第675話 税務申告後に改めて遺産分割協議をした場合
遺産分割のやり直しに伴って相続財産を新たに受け取ることになった人は、改めて相続税の申告をするのではなく、財産の譲渡・交換や贈与があったものとして所得税もしくは贈与税の申告をすることになります。2度目の話し合いの際に「遺産…
続きを読む第674話 男はつらいよ 第32作 口笛をふく寅次郎
第32作『口笛をふく寅次郎』では、博の相続問題が出てきます。 博の父親、飈一郎は大学の教授でしたが、岡山に大きな家を持っています。そして遺言を残さずに死んでしまいます。 博は4人兄弟の末っ子です。上に男が二人、女が一人い…
続きを読む第673話 男はつらいよ 第29作 寅次郎あじさいの恋
京都に来ていた寅さんは、鴨川のほとりである老人と出会います。 老人が下駄の鼻緒を切らしてしまったところに寅さんが通りかかり、「チビた下駄はいてるなぁ、おい、買ってもらえないのか、息子の嫁に」などと悪態をつきながら、見事な…
続きを読む第672話 男はつらいよ 第4作 新男はつらいよ
第4作『新男はつらいよ』での話です。 名古屋に出張したタコ社長は、競馬場で寅さんとばったり出くわします。寅さんは大穴馬券を買っていました。その馬の名前はワゴンタイガー。「ワゴンは車、タイガーは虎。早くいやぁ車寅次郎…
続きを読む第671話 男はつらいよ 第10作 寅次郎夢枕
コロナ不況で世の中真っ暗の中、これから寅さん話で少し笑いを提供できたらと思います。 男はつらいよ 第10作 『寅次郎夢枕』でのエピソード。 とらやに帰った寅さんは、例のごとくタコ社長と一悶着起こしてしまいます。タコ…
続きを読む第670話 生前贈与のよくある誤解
①毎年110万円以内なら税金はゼロ 年間110万円までの贈与であれば、何回でも贈与できると考えがちですが、税法上では数年にわたって毎年110万の贈与は、1,100万円を10年に分割したとみなされる場合があり…
続きを読む第669話 改正相続法の4つのポイント
昨年7月から順次施行された改正相続税法は4つの大きなポイントが注目されました。改めて整理してみましょう。 まずは、相続人全員の同意がなくても遺産分割前に被相続人の預貯金を引き出せるようになりました。相続財産である預貯金…
続きを読む第668話 土地贈与に向かない相続時精算課税
相続時精算課税制度は、生前に贈与を受けた財産について、親や祖父母の死亡時、相続財産に合算して最終的に相続税で清算する制度です。相続発生の際には贈与時点での評価額で税額を算出する為、贈与から相続の間までに値上がりする可能性…
続きを読む第667話 5棟10室基準
不動産の貸付規模が、税務上の「業務」か「事業的規模」によって、税金面でのお得さは大きく変わってきます。 例えば不動産所得は家賃収入から必要経費を差し引いて計算しますが、事業的規模と認められますと青色申告の対象者は一…
続きを読む第666話 志村けんさんのご冥福をお祈りします
タレントの志村けんさんが亡くなったのは、新型コロナウイルスに罹患して発熱や呼吸困難といった症状が出始めてから、わずか10日後のことでした。志村さんにとっても家族へのメッセージを残す時間が足りなかったでしょう。 こうした…
続きを読む第665話 理不尽な連帯納付義務
税金を滞納すると、厳しい催促や差し押さえが行われます。とはいっても催促を受けるのはあくまでも滞納した本人であることが原則です。 しかし例外もあり、それが相続税です。相続税には、一人の納税義務者が滞納して税金を納められない…
続きを読む第664話 公示地価
国土交通省が毎年3月に発表する全国の「公示地価」は、1地点につき2人以上の不動産鑑定士が現地を調査して決められています。ただし調査結果に対して、近隣の土地の売買例や賃貸収入などを基に国土交通省が調整を加え、土地鑑定委員会…
続きを読む第663話 債権の請求期限延長
債権者の法的な権利が消滅する「消滅時効」の期限が改正民法によって見直され、これまでは1~3年で消滅した債権についても、今年の4月から原則5年まで延長されています。 改正前の消滅時効は、「権利を行使できる時から10年間」…
続きを読む第662話 生命保険契約の名義変更
先日、生命保険契約について以下のご相談を受けました。 「父は自分を被保険者とした生命保険の契約者として保険料を支払っていましたが、名義を父から長男である私へと変更しました。これからは私が保険料を支払いますが、父がそれま…
続きを読む第661話 相続不可の財産・分割不可の財産
遺産相続といえば、預貯金をはじめ、不動産、貴金属、美術品、さらにゴルフの会員権や知的財産権など多岐にわたります。そして法律上で相続の対象になるものは、いわゆる「価値のあるもの」だけではありません。カードの未決済分や買掛金…
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