実勢価格と相続税路線価の乖離を利用した節税手法の是非を巡って納税者と国税当局が争った裁判で、最高裁は4月19日に、国税当局の言い分を全面的に認める判決を下しました。税法上は合法であっても当局が税逃れとみなせば否認できる…

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~不動産鑑定士による土地評価~  請求人らが相続税の申告において、不動産鑑定士の鑑定評価等(本件鑑定評価等)に基づいて評価額を算定した土地及び建物については、財産評価基本通達(評価通達)に定める評価方法に拠ることのできな…

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~名義預金~ 原処分庁は、被相続人の子(P1)の配偶者(P5)名義の各預金及びP1とP5の子(P10)名義の各定期預金について、P5及びP10に当該各預貯金を形成する資力があったとは認められず、また、当該各預貯金の管理及…

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~息子名義で購入した車~   原処分庁は、請求人の父が請求人の名義で新たに購入した車両は、相続税法基本通達(以下「相基通」という)9-9<財産の名義変更があった場合>により、原則として贈与として扱わ…

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~遺産分割ができる状態であるか否か~   請求人等は、本件相続にかかる財産が本件相続にかかる申告期限の翌日から3年を経過する日(本件申告期限3年経過日)までに分割されなかったことにつき、租税特別措置法施行令&l…

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資産家の最大の悩み事といえば相続です。遺産分割、事業承継とトラブルの種はいくらでもあるにもかかわらず、その税務処理を巡っては国税当局とトラブルになってはたまりません。そこで国税不服審判所が公表しています裁決事例より、事例…

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 暗号資産(仮想資産)をめぐって全国で初めて有罪判決が下されました。暗号資産であるビットコインの取引で得た約2億円の利益を過少申告して起訴された会社役員に対して金沢地方裁判所は懲役1年、執行猶予3年、罰金1800万円の有…

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 夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた3件の家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷は6月23日、両規定を合憲とする決定を出しました。  現在、マイナンバーカードや住民票などでは2つの姓を併…

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 財産を受け継ぐ法定相続人は死亡した人の配偶者や子供、親、兄弟姉妹といった血族関係に限られ、いわゆる愛人には原則として相続権は発生しません。愛人とは「相手が結婚していることを認識したうえで交際をしている者」を指し、特定の…

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 親の遺産よりも親から引き継ぐ借金の方が多かったときなどは、「相続放棄」をすることができます。ただし相続放棄をするには、原則として相続の発生から3カ月以内に裁判所に届け出をしなければなりません。  それでは、もし借金があ…

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1昨年に、輸出免税の還付制度を使って約17億円を脱税した経営者に、執行猶予なしの懲役7年6ヵ月、罰金6千万円の実刑判決が言い渡されました。脱税だけで執行猶予なしの実刑判決が下されることは非常にまれですが、ないことではあり…

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相続人となるべき子供が既に死亡していた場合、孫が相続人となる「代襲相続」という制度があります。それでは子供が養子であった場合にはどのように判断するのでしょうか? 古い判決ですが、昭和7年の大審院は、養子縁組前に生まれた養…

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相続税の申告期限は亡くなってから10カ月以内というのはよく知られていると思います。しかし、相続人によっては死亡した事実を知らないことや、たとえ死亡事実を知っていたとしても遺言で財産を遺贈されていることを知らないこともあり…

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 ハズレ馬券の経費性が争われた裁判で、またも国税当局が敗北を喫しました。競馬の払戻金の税務処理を巡る裁判で国税が敗れたのはこれで3回目です。ギャンブルの払戻金を、税金面で納税者に不利な「一時所得」として扱う大原則を維持す…

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被相続人が加入していた生命保険から年金が支払われるが、年金の現在価値に相続税が課税されたうえに、毎年の年金の支給額に所得税が課税されることに疑問を持った税理士が、これが二重課税になるという訴訟を起こしました。高裁では敗訴…

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 貸宅地(第三者に貸していて、その場所に家や事務所などを建てている土地)の相続税評価をめぐり、国税庁の評価は高すぎるとして納税者が争った事例があります。(平成30年1月4日裁決)  この事案は、国税庁の財産評価基本通達に…

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 国税庁は今年の7月5日、競馬のはずれ馬券の取り扱いに関する改正通達を公表しました。去年12月に最高裁が下ろした馬券の所得区分に関する判決を受けたもので、原則的に「一時所得」にあたる馬券の払戻金がどれだけ恒常的、網羅的な…

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 名義と実質が異なっていることにより、問題が生じることがあります。  例えば、登記の名義は個人ですが、実際は法人が使っている建物の譲渡所得は、個人で計上すべきかどうかとか、過去に贈与したはずの登記の名義が変わっていない場…

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 この工藤会潰しは、「国策」で行われており、今回、野村総裁の逮捕は4度目となりますが、それまでは殺人など凶悪事件の容疑者だったのに、今回は脱税で、暴力団マネーにメスを入れるものです。 上納金は、工藤会だけでなく、全国の暴…

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 上納金システムは、覚醒剤などの違法収益や、歓楽街の飲食店の経営者から巻き上げたみかじめ料などが一旦配下組織に集められ、それらの金が上納される仕組みです。これまで暴力団が手掛ける個別事業に対して法人税法違反で立件すること…

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