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第874話 生前贈与
昨年12月に決定した2022年度税制改正大綱では、かねてよりささやかれていた贈与税の年間110万円の非課税枠に関する見直しは盛り込まれませんでした。とはいえ話が立ち消えになったわけではなく、「本格的な検討」を引き続き進…
続きを読む第829話 暦年贈与廃止目前
相続税の暦年贈与制度が廃止となりそうです。昨年末の与党税制改正大綱で「本格的に検討を進める」との文言が盛り込まれ、間もなく発表される年末の大綱で抜本的な見直しが予想されています。早ければ来年からこの節税方法を活用できな…
続きを読む第826話 おしどり贈与
結婚して20年以上の夫婦が行う住宅や住宅資金の贈与は、贈与税の年間控除枠の110万円に加え、別枠で2千万円までを課税対象から除外することができます。この特例は、オスとメスが常に一緒に過ごす「おしどり」の名前から、おしど…
続きを読む第793話 小室家に学ぶ贈与・借金の税金
今年4月、秋篠宮殿下の長女・眞子様の婚約者である小室圭さんが「小室文書」と呼ばれる説明文書を公表しました。肝心の「世間をお騒がせして申し訳ない」の一言もなく、「今後国民の理解を得るためにどう行動するか」の説明もなく、た…
続きを読む第756話 贈与税額控除
相続開始前の3年間に被相続人から贈与を受けた財産は、相続財産として相続税の課税対象になりますが、贈与の際に納めた贈与税額は相続税の計算の際に控除できます。ただし対象となる贈与税の納付は相続税の前払いという意味合いではない…
続きを読む第754話 ますます厳しくなる孫への贈与
子・孫への教育資金の一括贈与を非課税にする特例の期限が、2023年3月末まで2年延長されています。ただし同時に適用要件の厳格化が行われました。 これまでは、贈与した側が死亡した時点で使い残しがあった時には、贈与から3年以…
続きを読む第753話 うっかり贈与
税負担をなるべく抑えながら次世代に資産移転をする方法として、様々な用途に応じた贈与税の非課税特例の活用があります。教育資金やマイホーム取得資金、結婚育児資金などがありますが、それぞれ非課税と認められるための要件が細かく設…
続きを読む第750話 小室圭さんの母に贈与税〝脱税〟疑惑
秋篠宮家長女眞子さまが去年11月13日に出された「結婚宣言」、そして11月末の秋篠宮さまの「結婚容認会見」で、眞子さまのご結婚がいよいよ動き出したかにみえましたが、結婚の“障壁”となった金銭トラブルは一向に解決の気配は…
続きを読む第738話 土地贈与には向かない相続時精算課税
相続時精算課税制度は、生前に贈与を受けた財産について、親や祖父母の死亡時、相続財産に合算して最終的に相続税で清算する制度です。生前贈与の非課税枠が2500万円あり、財産を何回贈与されてもその枠内なら非課税となり、250…
続きを読む第724話 生前贈与の持ち戻し
相続税には、生前贈与の「持ち戻しルール」というものがあります。相続発生までの3年間に行われた生前贈与については、贈与ではなく相続によって得た財産として扱い、贈与税ではなく相続税を課します。このルールにより、死期を悟っ…
続きを読む第682話 駆け込み贈与
長男に全財産を引き継がせたいが、他の兄弟から最低限の取り分である「遺留分」を請求されたら目的を果たせなくなるので、生前に全財産を贈与しておくことで遺産分割そのものを行わせないようにする―こんな方法を思いついたとしても、…
続きを読む第680話 死因贈与契約
死ぬまで自分の世話を見てほしいと思う相手に対し、「君に財産を遺すように遺言に書いておいたよ。だから最後まで私の世話を頼むね。」と言ったところで、遺言書は書いた人の気分でいつでも変更ができるため、相手として…
続きを読む第670話 生前贈与のよくある誤解
①毎年110万円以内なら税金はゼロ 年間110万円までの贈与であれば、何回でも贈与できると考えがちですが、税法上では数年にわたって毎年110万の贈与は、1,100万円を10年に分割したとみなされる場合があり…
続きを読む第668話 土地贈与に向かない相続時精算課税
相続時精算課税制度は、生前に贈与を受けた財産について、親や祖父母の死亡時、相続財産に合算して最終的に相続税で清算する制度です。相続発生の際には贈与時点での評価額で税額を算出する為、贈与から相続の間までに値上がりする可能性…
続きを読む第660話 生前贈与加算
2015年の相続税法の改正以降、少子高齢化もあいまって贈与に関心を向ける人が増えています。いざ自分が死んだときに子供に多額の相続税がかかるのは気の毒だと思い、年間110万円まで非課税となる贈与を繰り返す方も多くみられま…
続きを読む第653話 保険料と連年贈与
相続税の節税の王道ともいえる生前贈与と生命保険を組み合わせるスキームがあります。その方法は 子供が子供自身を受取人とする生命保険に加入する 贈与税の非課税範囲内である110万円を限度として子に現金を毎年贈与する ②の現…
続きを読む第649話 復縁による住宅贈与特例の適用
住宅贈与特例の対象となる「婚姻期間20年以上」の条件は通算期間で判断することになっております。そのため、離婚によって婚姻期間が一度途切れても、同じ配偶者と再婚して通算20年になれば特例を適用することが可能となります。 …
続きを読む第637話 教育資金贈与
多くの場所で桜が花盛りの4月に入り、入学や進級のシーズンとなりました。親や祖父母としては、入学金や学用品の購入と物入りのイベントが続くことになります。 何かと教育にお金がかかる今の時代に、教育資金の一括贈与の非課税特…
続きを読む第624話 贈与の大原則
「ところで奥様、過去に働かれていたことはありますか?」 「いえ、ずっと専業主婦です。」 「おかしいですね。どうしてこんなに預金に残高があるのでしょうか?これは実は亡くなったご主人の収入ですよね。贈与の証拠がなければ…
続きを読む第603話 生前贈与がお得な理由
相続税対策には生前贈与が有効とよく言われます。しかし、仮に1千万円の財産を子供に引き継ぐとして、控除などを抜きにするなら相続税の税率は10%となりますが、それに対して同じ額の生前贈与にかかる税率は30%になります。シン…
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