今年の相続税申告の実務において、不可思議に思われた事例を私事ながら税務トピックスの一例に挙げたいと思います。三大都市圏においては500㎡以上の地積の宅地、三大都市圏以外の地域においては1,000㎡以上の地積の宅地で、ある…

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今年も残りわずかとなってきました。今年一番の税務トピックスは、適用税率や税率ごとに区分した消費税額が記載されたインボイス制度が10月1日にスタートしたことでしょう。 事業者の消費税額を正確に記録するという名目で始まったイ…

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税務署に対して郵送で提出する申告書は、税務署に申告書の現物が実際に到着した日ではなく、税務署に対して発送した日に提出があったものとされます。このため、多忙な会計事務所の実務上、申告書を申告期限ギリギリに作成し、その日のう…

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2023年度版の「基準地価」は、コロナ禍でのマイナスから3年ぶりに上昇に転じた前年の流れを加速させました。新型コロナウィルス禍からの回復傾向が全国に拡大しているといえましょう。ただ地価の上昇は、そのまま将来の相続税負担の…

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自分が住む家を更地に建築した時の資産評価は簡単です。土地と建物の価格を分けて計算し、合計すればよいだけですから。 しかし土地の上に建てるのが他人に貸す目的の収益マンションやアパートであれば、それを建てた瞬間に土地と建物の…

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同性カップルの婚姻を認めない民法の規定は憲法に違反するかが争われていた裁判で、名古屋地裁は5月30日、「憲法14条に定める法の下の平等に反する」との判決を言い渡しました。2年前の令和3年3月に札幌地裁で「合理的な根拠を欠…

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 確実な債務でないため相続税の債務控除は認められないが、そんな債務でも免除を受けた以上は所得税の対象になる。  このような判断をした裁決事例があります。相続税では債務がないとされたのに所得税では債務があるとは矛盾を感じま…

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 全文を自分で書く「自筆証書遺言書」は、思いついたタイミングで費用をかけずに残せるという手軽さがある反面、書き方を少しでも間違えればその全部が無効になる恐れがあります。そのため、確実に効力を発揮する遺言を残す方法としては…

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 来年から贈与税のルールに変更があります。相続税を計算するときの生前贈与加算の期間が順次延長され、また相続時精算課税制度の年間110万円の基礎控除が創設されます。  まずは贈与税の基本を整理してみましょう。  贈与のご相…

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 去年1月に施行された改正電子帳簿保存法では、電子データで受け取った領収書などはデータのままシステム上で保存しなければならず、さらに一定の保存要件などを満たす必要がありましたが、事業者の対応が進んでいないことから、23年…

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 国税庁が発表した最新の国税滞納状況によれば、去年末時点での国税の滞納残高は前年度比で1%増加し、残高約9千億円ほどでした。これはピーク時だった1998年から比べれば3割ほどですが、22年ぶりの増加に転じた一昨年からの流…

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 相続では、すべての相続人が集まって、残された財産につき話し合い、全員が納得のいく形で公平に分割されるのが理想ですが、被相続人と相続人の関係は家庭によって様々で、被相続人が生前から戦前の家督のように長男にあらゆるものを引…

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 ある資産家が、長年にわたり介護などを担当してくれた家政婦さんに恩義を感じ、財産のいくばくかを分け与えたいと考えたとします。家政婦さんの貢献については親族らも感謝していて、異論はありません。そのようなケースで、実際に資産…

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 モノの貸し借りを法律的に見ますと、対価を伴う『賃貸借』と無償での『使用貸借』の2種類があります。土地でいえば、地代を払って借地権を得て利用するのが賃貸借で、親が持つ土地を無償で借りて、その土地の上に家を建てるケースが『…

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 JRAが発売した9月10日の『WIN5』で、4億2318万30円の超高額配当が出ました。WIN5とは指定された5レースすべての1着をあてる馬券のことをいいます。この日の対象レースでは5レースともに1番人気が敗れるなど結…

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 所得税や法人税にはない相続税独自のルールの一つとして「連帯納付義務」があります。複数いる相続人の内、誰かが相続税を払えないときに、他の相続人が肩代わりしてでも納めなければならない制度で、性格としては借金の連帯保証人に近…

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 国土交通省が今年3月22日に発表した全国の「公示地価」は、年に1度、全国に約2万5千の地点を定め、不動産鑑定士の計算に調整を加えて算出される土地の値段です。1地点につき2人以上の不動産鑑定士による現地調査を基に決められ…

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 遺産分割協議が成立する前に発生した家賃収入を受ける権利は、その不動産を相続した法定相続人の全員にあります。つまり、遺産分割協議で不動産を引き継いだ者は、相続開始から遺産分割終了までに発生した家賃を各相続人に分与しないと…

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 相続税には、生前贈与の「持ち戻しルール」というものがあります。相続発生までの数年間に行われた生前贈与については、贈与ではなく相続によって得た財産として扱い、贈与税ではなく相続税を課します。言い換えれば、死期を悟ってから…

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 遺言は遺産分割の内容に大きな影響を及ぼしますが、遺産分割そのものを遺言で禁止することもできます。分割を禁止されると、遺産は相続人全員の共有状態となり、特定の誰かのものにはなりません。この遺産分割の禁止は、遺産分割の過程…

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