第975話 少額所得
国税である所得税は ①給与所得者で ②その年中に支払いを受ける給与等の金額が2000万円以下で ③1ヵ所からしか給与等の支払いを受けておらず ④給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額が20万円以下 であれば、確定申…
続きを読む第974話 うっかり贈与
世間には何気なく妻や子供にプレゼントしたものが贈与と認定されて予想していなかった税負担を課される「うっかり贈与」が散見されます。渡し方さえ間違えなかったのなら無税で引き継げる財産に課税されるのはあまりにもったいない話で…
続きを読む第973話 防衛増税
今年度の税制改正大綱には、防衛力の拡大強化に必要な財源確保のため、法人税、所得税、たばこ税の3つの税目で増税措置を複数年かけて実施することが盛り込まれています。ですが政府・与党の議論の経緯は不明瞭であり、防衛増税の根拠…
続きを読む第972話 税務署の事前相談の使い方
私は税務上の疑義につき、その解決のための明快な事例が書籍やデータベースになければ、税理士であっても税務署の見解を聞くべきであると考えています。 しかし当局では税理士の質問には原則として答えないとしており、税理士が税務…
続きを読む第971話 税務調査
税務署から税務調査の連絡があったが、繁忙期で対応できる余裕がなく、可能であれば断りたいとしたときに、調査そのものを断ることは可能でしょうか? 答えは残念ながらNOです。税務署の調査は納税者の同意に基づく「任意調査」とは…
続きを読む第970話 特別受益
2023年度税制改正大綱で、生前贈与した財産を相続税の対象に引き戻す「持ち戻し」の見直しが盛り込まれました。この持ち戻しは正式名称を「生前贈与加算」といい、相続税法で定められた税金のルールです。 相続に関しては、民法…
続きを読む第969話 公正証書遺言
公正証書遺言は、全文を自筆で書く「自筆証書遺言」と違い、作成のプロである公証人がかかわるので基本的に不備はありません。確実に自分の思いを次世代に残すには最善の手法と言えます。 この公正証書遺言は、遺言のプロである「公…
続きを読む第968話 マイナスの遺産
相続財産は、預貯金や有価証券、又は不動産といったいわゆる「資産」と呼ばれるものだけで構成されていればありがたいのですが、ときに借金などの「負債」も一緒についてくることがあります。負債の方が資産よりも多ければ相続放棄とい…
続きを読む第967話 これからの相続対策
2023年度税制改正大綱では、資産家の相続税対策の定番であった年間110万円の暦年贈与について持ち戻し期間の延長が盛り込まれました。一方、もう一つの課税方式である相続時精算課税には大幅な拡充がなされています。さらに贈与…
続きを読む第966話 固定資産の交換の特例
土地や建物などの取得には原則として譲渡所得税がかかりますが、固定資産を同じ種類の固定資産と交換した時に限っては、その譲渡がなかったものとする「固定資産の交換の特例」が利用できます。ただし、この特例を受けるためにはいくつ…
続きを読む第965話 愛人にマンションを譲る方法
それなりの資産を貯え、ある程度の年代に差しかかれば、愛人にマンションの一つでも譲ってやろうと思う人もいるかもしれません。もちろん妻にはバレたくないでしょう。できれば贈与税もかかるのも避けたい。とはいえ親族ではないため特…
続きを読む第964話 相続前後の預金引き出し
かつて銀行の預金口座は、本人が死去した後は原則として、遺産分割協議が整うまでは身内であっても引き出すことはできませんでした。しかしそれはあくまでルール上の話であり、実際には亡くなったことが新聞の訃報広告などで銀行に伝わ…
続きを読む第963話 借家権
借地や借家の賃借関係においては、かつては大家が圧倒的に優位でした。しかし1992年に施行された借地借家法では借り手に強い権利を認め、かつてのように大家の一方的な退去勧告に泣く泣く従わざるを得ないといったような事態は起こり…
続きを読む第962話 インボイス制度が与える影響の大きさ
今月末で期限を迎えるはずだった適格請求発行事業者の登録申請期限が、9月末まで延長されています。このインボイス制度については、一般への認知度は低水準であり、多くの事業者はインボイス制度の内容や問題点をあまり認識していない…
続きを読む第961話 「生計を一にする」を理解しましょう
確定申告期限も間近になり、この時期はどこの会計事務所も繁忙を極めていることと思います。そこで所得税の確定申告書類の記載内容の中でも、特に曖昧で誤りが起きやすい「生計を一にする」の考え方について解説したいと思います。 …
続きを読む第960話 合同会社
会社法上の「合同会社」を設立する人が増えています。2021年には前年比1割増の約3万7千社が設立され、全国で設立された法人の内、4社に1社を占めています。 合同会社は2006年の会社法施行で導入され、設立の手続きが簡…
続きを読む第959話 福原愛さんに学ぶ慰謝料の課税リスク
卓球元日本代表の福原愛さんが、不倫相手の前妻から慰謝料請求訴訟を起こされました。仙台市生まれの愛さんは、卓球をはじめてからの小さい頃から、ずっと応援してきた方も多く、結婚やメダル獲得までは良かったものの、最近では離婚、…
続きを読む第958話 仲本工事さんに学ぶ事実婚
仲本工事さんの亡骸を乗せた霊柩車の助手席には、前妻の長男が位牌をもって座っていました。残された妻の三代純歌さんは霊柩車が出発後に遺影とともに葬儀場から現れました。事実婚だった純歌さんの立場が垣間見られた瞬間でした。 …
続きを読む第957話 相続登記の義務化
相続登記の義務化まで約1年余りに迫っています。相続による取得を知ってから3年以内の登記申請を義務付け、正当な理由なく怠った時には10万円以下の過料に科されます。しかし法務省の調査によりますと、6割を超える人々が義務化さ…
続きを読む第956話 「混同」を利用した相続税対策
先日、とある相続税対策スキームについて、国税不服審判所で国税当局が負けた事例がありました。概要については ①相続人が被相続人に対し、建物を時価相当額で譲渡した上で ②売買代金は相続人が被相続人に貸付をする というもので…
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